photographer!かっこいい!当時はgoogleやyahoo検索なんて無い時代。情報は知人か本かテレビ。
今考えると、凄い情報不足の時代。
様々調べた結果、photographerになるには3つのコースがある様だ。
1.photographerの師匠を探し弟子にしてもらう。
どうやら、一番の王道コース。給料は基本なし。。。あっても安い。。。バカ、アホ言われて当たり前。朝から晩まで過酷な労働。。。決まった休日はもちろんなし。しかもスタジオマンの経験が必須の様だ。
スタジオマンとは、貸しスタジオでライティングなどphotographerからの指示を具現化する人。要するに光をコントロールしてライティングが出来る人。明るさを計測したり、アシスタントのプロ。この技術が無いと基本的にphotographerにはなれない。
なるほど、覚悟が無いと無理だろう。ライティングなんて一切わからないし、私には無理っぽい。。。
2.スタジオマンを経験してからphotographerへ
ライティング技術を習得し独立コース。貸しスタジオには、沢山のphotographerが撮影にくる。雑誌、広告、カタログ、あの写真はどうやって撮るのか?情報不足の時代は現場で学ぶ意外に方法がない。ただ、photographerの裏側。お金周り、打ち合わせ、交渉など仕事の全体像を知らないので失敗する確率も高いようだ。一度は経験する必要がある
3.いわゆる〇〇賞などをフォトコンを受賞し権威性でphotographerへ
アートディレクターなどチェックしており、直接声がかかる事もある。ビックチャンスもありモノに出来れば超最速でphotographerデビュー。しかし現実性に乏しく私は却下した。
私が選んだのは、そもそもカメラの扱い方など知識0。基本からまず学ぶ事を選びました。今と違いデジタルカメラはありません。スキルを学ぶにはフィルム代、現像代が必要。技術の習得にお金がかかります。今は簡単にスマホで撮って違うな、じゃあこうやって撮れば?と仮説、検証が秒で出来る。しかも無料です。当時のカメラの仮説検証は、仮説の段階で忘れない為にメモなどアナログで記録し、撮影。そして現像を見て検証する。かなり非効率。今考えると、この時代背景こそがphotographerバブルだった気がします。この状況でスキルアップ出来る人。技術を習得できた人の希少性はかなり高い。
photographerがアシスタント探しているみたいよ。会ってみたら。とある先輩から一本の電話が!!!スタジオマン経験も知識0でも良いのですか?と思わず確認してしまいました。
お会いして頂けるとの事で、待ち合わせ場所へ。そこには小柄な女性photographerが。
バカアホ言われて当たり前、椅子やら物やら飛んでくるのが嘘の様な本当の話し。そんな時代にこんな物腰やわらかい女性会いして頂けるとの事で、待ち合わせ場所へ。そこには小柄な女性photographerとても意外な感じでした。
今でこそ、女性も多い職業ですが、当時はかなり珍しいと思います。相当な強さが無いと生き残れなかったはず。
クズ人生がスタートしてから、一気にコミュ障になった私。緊張しつつ、恐る恐る自分が撮った写真を見てもらった。
当時の写真を見ると訳の分からない写真が多い。。。それを見て否定せず、やる気があるなら、お金は出せないけど現場見てみる?と言われた。え?マジ?
写真の知識0で、アシスタントにつけるチャンス。はい。お願いします!
時計の針は確実に回り出していた!
数週間後、いつ何時空いてる?と電話が
昔すぎて名前は忘れたが結構有名な俳優を河原で撮影する、ロケ撮影のアシスタントだった。
レフ板をはじめて持ち、確実に前に進んでいる実感が嬉しかった。
続きはこちら(準備中)
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